紅葉の桂川を越える「かえで号」昭和40年代の絵葉書 - | |||||
修善寺は今から約1200年前に弘法大師によって開湯されたといわれる中伊豆を代表する温泉地で、古くから多くの文豪に愛されてきました。 ![]() 26人乗りの小型搬器が温泉組合観光協会そばの山麓駅から桂川を超え、城山(しろやま:標高248m)という小高い山の頂上までを片道4分で結んでいました。 山頂駅のあった城山には修善寺城という中世の城郭の遺構があり、索道の運行当時は小公園として整備され、展望台もあったようですが、現在は城跡を示す石碑の他はアンテナが林立しているだけで特に何もありません。ピークより一段低いところにある山頂駅跡の施設の一部は、内部を改造して休憩所として再利用されています。 |
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Yammini 「伊豆・天城・石廊崎・堂ヶ島」 山と渓谷社 1975 より |
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山頂までの自動車道が無いところから、この索道のクローズの理由にモータリゼーションの影響はなかった模様。 今は城山の山頂を訪れる人は少ないようで、日曜のお昼時だったにもかかわらず山頂には私たちの他には、ハイキングと思われる一組の老夫婦がお弁当を広げていただけでした。 周囲の木立が成長し過ぎて展望は殆どありませんが、のんびり時間を過ごすには良いところです。 |
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