
珍しい町営時代の乗車券。
白浜ロープウェイは開業から約
11年後の昭和44年12月に運休、
そのまま廃止されましたが、近
年、ロープウェイ復活を希望す
る声もあがっているそうなので
期待したいところです。
|
名勝円月島や千畳敷で知られる和歌山県の南紀白浜温泉は、年間約300万人の観光客が訪れる西日本屈指の温泉地です。
昭和33年12月に開業した白浜ロープウェイは、南国のビーチを思わせる白良浜海岸を見下ろす白良ヶ丘(しららがおか)から田辺湾を一望できる平草原(へいそうげん)と呼ばれる現在の南紀白浜空港近くの丘までの水平長774mを、36人乗りのゴンドラが片道約5分で結ぶ索道でした。
昭和30年代から40年代の白浜は、関西エリアにおける団体旅行の定番観光地として、また、宮崎の日南海岸、静岡の熱海と並ぶハネムーンのメッカとして大変な賑わいをみせていました。ロープウェイは当初、町営としてスタートしましたが、昭和35年4月に南海電鉄系子会社に経営が移り、民営後は朝の8時30分から夕方5時迄の営業時間を、夏季に限り午後10時まで延長して運行していたそうです。

昭和30年代後半の観光案内。 |